簡易版実験機・SPIDERSPIDER・走行会とは

【簡易版実験機って何?】

簡易版実験機とは一般社団法人宇宙エレベーター協会が考案した、下記のような市販のラジコンカーを基本に、少し工具類が使える人なら誰でもが簡単に改良し製作できる軽量クライマーであり、本格的な昇降実験ができるほか、走行会あるいは競技会に参加できる機体です。

下の写真は試験的に作成したプロトタイプで、外装を無くし内部を見えるようにしていますが、アルミ板に穴を空けてラジコンカーのパーツを組み込んで制作した基本構造体です。実際にはこの基本構造にサスペンションやベルトのガイド、ブレーキの追加やモーターと変速ギヤーなど各種装置の組込みと改良により、上空30m以上までの昇降速度と安全性、燃費等を競い合うことになります。また、実験機のコントロールは無線あるいは自動制御などのクラス分けがあると思います。

【SPIDERとは】

宇宙エレベーター協会では2013年度から「SPIDER」という新しいクラスを設けて、この簡易版実験機(軽量クライマー)を対象とした競技会等を開催します。競技会等のレギュレーションはまだ決まっていませんが、ラジコンカーのパーツを使うことが基本となりそうです。この実験機が、テザーと呼ばれる幅3〜5cm程度で厚みが1〜2mm位のベルトを約30m〜300m程度昇降し競技するとことになります。詳細は近日中に協会から発表があるでしょう。

【走行会とは】

走行会とは協会が公認した簡易版実験機(軽量クライマー)の試験走行や競技走行で、種々の場所で開催されます。下の写真は神奈川大学内に設置されている高さ30mの試験施設で、走行会や競技会も行えます。大学ではこのSPIDER(スパイダー)クラスにチャレンジしている学生のほか、さらに高性能で高馬力が必要なSPECクラスに挑戦し、高さ1200mを時速100km/hで目指す研究を行っている学生がいます。

また、神奈川大学では高等学校を対象にSPIDERの製作支援を行っていますので、関心ある方はご連絡下さい。詳しくは次のページをご覧下さい。