未知の乗り物を目指して走り続けるクライマー

屋内走行試験装置

屋内走行試験装置下部

屋内走行試験装置

クライマーが意図した通りの性能を発揮しているのか、実地にテストしてみることが必要です。競技会と同じ、屋外での昇降を模擬することは難しい。そこで、屋内で遠距離の走行試験を行うことができる走行試験装置が開発されました。

ループ状のテザーをモーターで回転させ、クライマーを取りつけて試験を行います。速度や走行の安定性などを確認することができる、世界初の宇宙エレベーター走行実験装置です。競技会に参加するクライマーは、この走行実験装置で過酷な耐久テストを含め、試験を行ってから出場します。

ロケットや人工衛星など、宇宙開発の現場では、開発者自ら、試験環境を自作することが珍しくありません。通常では考えられない環境に対応する、新しい機械を開発する現場では、機体が対面しうる環境を模擬して取り組むことが欠かせないのです。クライマーに何が起きるのか、想像力を働かせて取り組んだ結果がこの試験装置に表れています。